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幸せな別れ

Img_0285 とってもおりこうさんでした。

5月30日金曜の朝、仕事場に行くと近所のおばさんから声をかけられました。「私が朝草取りしてたら、猫が私のそばから離れなかったのよ。どこのコかしら。」

「今もうこの辺にいないみたいですね。会ってみたかったな。」

なんて会話してたのが聞こえたのか、午後になって突然うちの裏口に現れました!

三毛ちゃんだから女の子ね。5ヶ月くらいかな。とっても人懐っこくて、お膝の上にのって、私の首に甘えるように頭をおしつけてくる。。。。も、もうたまらん。カワイイcat
好奇心旺盛、人間大好き。自己主張もちゃんできます。ねずみのおもちゃで夢中になって遊んでいたところを、抱いて向こうに連れて行こうとしたら、『うにゃ~~~~!!(いやっ、アタシまだ遊ぶのっ!)』とすんごい声で鳴きました。

おうちに帰れなくなったのかな。
赤い首輪をしてるけど、首輪には電話番号もありません。
ひょっとして、迷い猫かも・・・

Img_0284_2嫌な予感がよぎりました。

このコを抱いて、ご近所に面通し。特に商店を訪ねてましたが、皆さん知らないとのこと。
あそこの方は猫好きだから、なにか知ってるかもよなんて情報をいただいて、訊ねたり。
でもこのコは知らないと。

「おうちに帰るかもしれないから、居たところにおいておいたら?アタシ様子をちょくちょく見に行くから」と猫好きK子さん。ダンボールとお水とごはんとを雨が降ってもあたらない軒下に用意しておきました。

翌日31日土曜、もうおうちに帰ったかなと思ったら、居ました~。しかもうちの屋根の上にからお返事してました。こりゃ、迷い猫確定。(;;)
そのあとはなにをやっていても、この子猫のことが頭から離れず。
6月2日月曜の朝来たら、なにやらぐったりしているようす。右足が痛いみたいで地面につけていない。すこし熱もあるみたい。うわ~、こりゃまずい!獣医さんにつれてかないと。

この三毛ちゃん、日曜はご近所のあちこちのお宅にちゃっかりあがりこんでいたそうです。ななめ向かいのM子さんのとこでは気がついたら認知症のおばあちゃんにいい子いい子されてたり、お向かいにあがりこんでは、これまた先住猫にふぎゃ~!とケンカごししてたり、夜は様子を見に来たうちのスタッフに甘えて離れなかったそうです。

M子さんが、「うちの3匹目の子にしようと思って名前も考えたの。5月に迷い込んだから『さつきちゃん』。でも先住の2匹はもう受け入れたんだけど、この子がダメでね~」と残念そうに話してくれました。当の『さつきちゃん』、ぐったりしながらも先住のシュウちゃんに向かって、すごい声で威嚇してました。やさしいシュウちゃんは私の足元で心配そうにやさしく『にゃ~』と鳴いているのに。

とりあえず撮った写真でポスターを作ろうと描き始めたら、今度はお向かいの奥さんが、『この子を引き取ってもいいって人見つけたわ!』と飛び込んできました!flair
里親さんの家には老犬が1匹。けっこう気が強いコよと状況を話しても、「うちは広いからだいじょうぶよ」と受け入れてくれたそうです。
7日の土曜までは引き取りに行けないので、それまでお向かいのコとして待つことになりました。獣医さんにも諸々の検査もしてもらって。
安心して思わず涙してしまいましたにゃん。

お向かいの家に三毛が行って10分後、K子さんから「あの子もらってくれる人みつけたの」と電話がありました。先に見つかったと話すと、喜んでくれました。

このコはこの町内に現れる金曜の前、水曜頃は隣の町内のあたりをうろうろしてたそうです。となると捨てられてた線が濃厚となりました。
だとしたら、本当に許せない!ちっちゃい頃だけ飼って大きくなってきたら捨てるなんて!
ずっと人に飼われた猫がいきなり外に放り出されたら、ご飯を採るすべもまったく知らず、悲惨な末路をたどるのです。
人だって、犬だって、猫だって同じ命なのに。

今回の件で初めて知ったこと。

この町内、こんなに猫好きが多かったんですね。catcatcat

私なんて、ただ猫を抱いて、オロオロ、ウロウロしてただけなのに
皆さんが行動してくださいました。皆さんのお心がうれしくて、ありがたくて泣けちゃいました。

7日土曜の朝、三毛ちゃんは里親さん宅へと出発しました。
お向かいの皆さんが、見送る時声をかけてくれました。
右足は日曜の夜に他の猫にいじめられたらしく、爪が入っていたそうです。獣医さんで切開排膿をしてもらい、とても元気に戻っていました。
この数日間で三毛ちゃんはすっかりお向かいのコになってました。
私が最後の抱っこをしても、お向かいの奥さんとお嬢さんに助けを求めるような視線を送ってました。
車が出発する時、ほんの数日間の出会いだったのに、お向かいの皆さんも、うちのスタッフも、私もみんな涙をおさえることができませんでした。

よかったね。幸せになるんだよ。三毛。

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コメント

おおおお~
テレビでは今、や~な事件の報道。
そんなときにこんな心温まるお話に心がなごみます。
みんなが一匹の猫ちゃんに集中するご近所の優しさを感じますね。
ウチのラン君も「捨て仔猫」。兄弟で捨ててあったの。見るに見かねて弱そうな子を連れ帰ったのですが「急に1匹いなくなった」と様子を見に来た青年が心配していました。「飼ってやりたいけどすでに猫がいるんです。よかった。よろしくお願いします」と言い置いて去っていきました。みんなが心配してくれていた猫なんです。
そのとき一緒にいた猫はよそのお家にもらわれましたけど放し飼いにしていたので交通事故で死にました。家の中で飼ってあげて欲しかったな~。ラン君、この夏で11歳(かな?)。

投稿: 酔いどれ天使 | 2008年6月 8日 (日) 19時18分

うるる・・・think
いい人たちが多いのねー。良かった。幸せな「ミケ」ちゃん。
それにしても!カワユ過ぎ!♪catheart

投稿: 下午茶(うさこ) | 2008年6月 8日 (日) 23時23分

>酔いどれ天使さま
ランちゃんも、ランちゃんの兄弟も助けてもらってよかったですね。
にゃんこを飼う人はみんな完全室内飼いにして欲しいですよね。お外は危険がいっぱい。
にゃんこも、わんこもみんな幸せになってほしいです。


>うさこさま
ホント、町内みんなが温かかったんです。
実は初めて知ったことです。
三毛が町内の絆を強めてくれました。


投稿: なまけ猫 | 2008年6月 9日 (月) 20時52分

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