« 指定席 | トップページ | 崖の上のポニョ »

かもめ

Simg_0005戦闘態勢   意外に筋肉質かも

2008年7月12日(土)18:00
赤坂ACTシアター 2階C列13番





鹿賀丈史 藤原竜也の共演で鳴り物入りだった舞台。
原作はチェーホフの『かもめ』

正直な感想を言えば『びみょ~』でした。

まず私は原作をまったく知らないのですが、公式サイトによれば
「チェーホフの最高傑作と名高い『かもめ』」とあり、さらに
ホリプロの「オールスター・キャストで」とあります。
どこが面白いんだろう。。。としか思えませんでした。
原作のせい?
演出家は覚えてませんが『三人姉妹を』見たときもなんだかな~でした。
チェーホフってどこが面白いの?
まあ、古典と思って見ればいいのでしょうか。

脚本演出のせい?
演出は栗山民也さん。この方の演出はあたりはずれが大きいような気がします。

私的には 阿国◎ MA× ロマンス○ かもめ× でした。

19世紀のロシア、大女優の息子である演出家志望の青年(藤原竜也)は、湖の向こうに住む女優志望の娘(美波)に恋をし、彼女を主役に自作の劇を披露した。
大女優の母(麻美れい)は茶化すばかりで青年は傷つく。母の恋人は名高い小説家(鹿賀丈史)で、高名な小説家に憧れる娘は彼への賛辞を口にすることを臆さない。そんな娘に惹かれた小説家は娘をモスクワへと連れてゆき、やがて彼女は捨てられ無垢だった心も女優としてもすさんだものとなる。
青年は拳銃自殺をはかるが未遂に終わり、やがて彼も有名な作家となる。
しかし娘にはストーカーのごとくつきまとっている。
数年後母の兄であるおじの容態が悪いため、縁のある人たちが集められていた。ある日たまたま巡業芝居でふるさとに帰ってきた娘はサロンとなっていた青年の家を訪ねる。
青年の前で娘はいまだ捨てきれない小説家への思いを告白する。
しかし娘は自分を捨てた小説家には会わないよう、出かけている母たちが留守のうちに立ち去る。心砕かれた青年は母たちと娘が出くわさないかどうかが気になり、娘の後を追う。
帰宅した母たちは居間で食後のゲームに興じていると外から銃声が鳴り響く。

え!?これで終わりなの!?という幕切れ。
あまりのあっけなさに原作をちゃんと読んでいる友人に尋ねると原作どおりの終わり方と言う。

母と息子の確執とコンプレックス。
青年の母とその恋人と娘との三角関係。
青年の小説家への憎しみ。
ずっと青年に恋焦がれ喪服を身にまとっている執事夫婦の娘(小島聖)と青年と女優志望の娘との三角関係。
若い頃モテモテだった地元名士の医者への執事の妻の恋心。
青年を愛していることを知りながら、執事夫婦の娘に求婚する年配の教師。

人間関係のシチュエーションは確かに盛りだくさん。
でもなんだか淡々としすぎてて、盛り上がりに欠けるというか・・・
見終わった後の満足感がいまひとつでした。

でもね、2階席だったせいか、照明や舞台装置がとってもステキでした。
照明で水辺の光を表わしたり、桟橋のセットが家の広間と廊下になったり、これは1階席ではまったくわからないでしょう。

青年が恋する娘、ニーナ役の美波さんがよかったです。
とくに女優と有名人に憧れる純真な娘。思いのたけを相手にストレートにぶつける様は、純朴な青年から気難しいおじさんまでどんな男性も心を動かされずにはいられないでしょう。
美波さんは『エレンディラ』でも文字通り身体を張った演技でも目をみはるものがありました。

麻美れいさんは、高慢でわがままな大女優なんだけど大人の女の余裕をだしてるとこが好きでした。

小島聖さんもとっても華やかな女優さんですが、今回の役では美しさを押さえて、思いの伝わらない苛立ちが際立っていました。

全体的に男性陣より女性陣が印象に残った作品でした。

|

« 指定席 | トップページ | 崖の上のポニョ »

コメント

かもめ、前楽を拝見いたしました。
そして2階席D列センターでした。
藤原くん、美波さんの演技を見ていて「あれ?これは蜷川演出?」と思ってしまいました。
叫び具合とか早口とか身振り手振りとか。
確かにびみょ〜でした。
五右衛門ロック見たくなった赤坂の帰り道でした。

投稿: ハラハゲル | 2008年7月20日 (日) 21時12分

ハラハゲル様
>「あれ?これは蜷川演出?」
確かに錯覚しそうな感じもありましたが
蜷川演出だったら、もっと藤原君が光るはずです?(爆)

投稿: なまけ猫 | 2008年7月21日 (月) 17時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/509670/41903547

この記事へのトラックバック一覧です: かもめ:

« 指定席 | トップページ | 崖の上のポニョ »