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『グーグーだって猫である』と『DMC』

この夏公開の映画、『グーグーだって猫である』と『デトロイト・メタル・シティ』を見てきました。

公開して早い時期に行くと、上演時間が豊富なのでいいですね。

Img_0585
『グーグー』は原作をコミックスの初版で読んできて、たんたんとした表現の中に猫たちへの深い愛情が満ちていて大泣きしてきたので、これをどう映画化するんだろうと思いながら見に行きました。



映画に登場する小島麻子さんの飼い猫はグーグー1匹のみで、物語は進んでいきます。原作ではもっとたくさんの猫たちと暮らしているのですが、そうですよね、猫のドキュメンタリー映画ではないので、たくさん猫をだしたらトレーナーやら撮影時間やらが大変になっちゃいますもんね。

グーグーとの出会いからひろがってゆく、人間関係の映画でした。

小泉今日子さんがなんともゆる~い雰囲気と吉祥寺・井の頭公園の空気感がよかったです。
大島弓子さんの自画像をちゃんと再現してくれてる後ろ向き立ち姿のシルエットシーンが好きでした。

後半の麻子さんとサバに、自分が縁あって暮らした犬や猫は幸せだったかな~と思いが重なって、涙してしまいました。

美人の白猫が出てきて、おお、天と同じだあ~とウケましたが
やっぱり大島弓子作品の白猫といえば、チビ猫=ホワイトフィールドですよねー。

原作では大島弓子先生が自分に万が一のことがあったらと猫のために遺言状を書いて託すところが、映画ではけっこうさらりと描かれてました。

エピソードの盛り込み方に無理もみられて、なんかわかんない殺陣練習のシーンとか、上野樹里さん演ずるアシスタントの彼の浮気発覚から麻子さんが腹痛で倒れるまでは、な~んだかな~でした。

でも原作とはまったく別物になっていますが、気持ちを切り替えて見れば、監督が大島弓子作品をこよなく愛してるのが伝わってきました。たぶん青自さんに言わせた麻子さんの作品の感想は監督そのものの思いなんだろうなと思えました。

見終わった後『バナナブレッドのプディング』や『綿の国星』のコミックスをひっぱりだして読みたくなっちゃいました。

昔角川書店からでた「大島弓子選集」あの頃は子供で買えなかったから、今またこれをきっかけにだしてくれないかな~。と切に思ったのでした。



で、これも見たかった『デトロイト・メタル・シティ』

Dmc003 甘~い、甘い渋谷系ポップミュージシャンをめざす根岸君、気がついてみたらヨハネ・クラウザー2世として「殺せ殺せ殺せ」と叫ぶデスメタルバンドのカリスマボーカルとして人気爆発していた。『僕がやりたいのはこんなんじゃない(泣)』
と苦悩する青年根岸君。







松山ケンイチさんのこの2役のギャップが素直に楽しめる作品でした♪
松山さんのそれぞれの役の走り方に味があり、そういえば『デス・ノート』でもエルの特徴ある走り方してたし、作品の中でもデス・メタルだし、面白い共通項ですね。

デスメタルのレコード会社の女社長に、真砂のお竜松雪泰子さん。松雪さん、こんどは『ガリレオ』だし、舞台に映画にひっぱりだこですね。
ハチャメチャな女社長、ボンテージファッションに身を包みゾクゾクしちゃいました。「グリとグラ」がウケました~。

DMCの熱狂的ファンの役に大倉孝二さんが信者的にぶちぎれたいい味だしてました。

根岸君の後輩で、女の子にモテモテのおしゃれバンドボーカルに高橋一生君。さらさらヘアにあま~い歌声を披露してくれてます。
こんな好青年役もめずらしいのでは?(笑)

ガールズバンドのボーカル美波さん、お芝居だけでなくロックミュージシャン姿もキュートでした。

宮崎美子さんのちょっととぼけたお母さんもすんごくよかったです。

映画の中で根岸君の『カヒミ・カリィやオザケン(小沢健二)が大好きなんだ~』のセリフに、めちゃめちゃ懐かしさを感じてツボでしたわ。(笑)

いや~、楽しい映画でした。

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コメント

うううう~!
息子にまんまと引きずり込まれて「20世紀少年」を観てきました。やつは「DMC」も読め、と迫ります。
「「20世紀」は子どもには難しい!背景がわかるのは私たちなのだよ。
グーグー」は原作読んでないけど吉祥寺だし、井の頭公園だしキョン2だし猫だし・・・。
「ハンコック」も観たいし・・・。忙しいなあ~!

投稿: 酔いどれ天使 | 2008年9月18日 (木) 17時14分

>酔いどれ天使様

「ハンコック」も面白そうですね~。「20世紀少年」は難しいですか。唐沢さんが好きなので気にはなっています。
私はあと「おくりびと」も観たいです。

「DMC」ぜひ読んで、観てください。
「グーグー」は猫と吉祥寺&井の頭公園とキョンキョン好きにはたまりません。協賛のニャンとも清潔トイレがこれでもかというくらい画面上でしつこくアピールしているのは目をつぶってくださいね。

投稿: なまけ猫 | 2008年9月19日 (金) 10時14分

難しくない、難しくない!・・でも原作読んじゃって見ているから何とも言えませんな。原作をすごく忠実になぞっているの。それからすごく豪華なキャスト!そっちに目を奪われてしまって本来のストーリー展開や演出を見る作業がおろそかになってしまう!でもいろんな意味で満喫できるのは我々の世代であって20代や30代、ましてやうちの坊主の世代では断じて・・ない!キャスティングは見事です。原作とのギャップがこんなに少ない作品は珍しいです。だってカメラのアングルまでが原作と合致してますもん!完全映像化!?第2第3章を見ないわけにいかない。上手くとりこまれてしまった!

投稿: 酔いどれ天使 | 2008年9月19日 (金) 13時44分

>天使様
カメラアングルがコマ割りと同じだなんて、こだわりの映像、すごいですね。
原作に忠実な映画なんて、なかなかないですよね。
ぜひ原作と映像両方見たくなりました。
でも時間ないなあ~。

投稿: なまけ猫 | 2008年9月20日 (土) 11時50分

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