ガラスの仮面
開演前は「バックステージツアー」なるものがあり、10人くらいづつのグループがいくつか、はとバスツアーのようにステージ上に上がり、説明を聞いていました。「バックステージ」というより「オンステージツアー」です。
緞帳も下りてないステージはいたってシンプル。な~んにもセットはありません。以前からこのさいたま芸術劇場はどんだけ奥行きがあるのだろうと知りたかったのですが、今回でわかりました。客席のキャパシティにしては、舞台の奥行きは新国立劇場なみにあり、とても贅沢な作りの劇場なのですね。
私はツアーには参加せず、その様子を客席から見てたのですが、説明を聞いてる観客に混じって、ジャージ姿の役者さんたちがどこからともなくわらわらステージにあがって、ストレッチとかアップを始めました。席につこうとする観客に混じって、「今日電車混んでた?」「ううん、そうでもなかった。」などど、みょ~にテンションの高い会話を交わしながら入ってくる男の子たち。彼らも役者さんなのでしょう。普通の観客と観客に混じったキャストはどこかオーラが違うのでわかっちゃいます。
会場には「開演15分前です」「5分前です」と楽屋アナウンスのようなトーンで開演までの時間が告げられ、もはや観客とキャストごちゃまぜ状態でした。こんな始り方は、『タイタス・アンドロニカス』と同じですが、最初から観客を引きずり込んでしまう蜷川演出。
そういえば、コクーン歌舞伎の『夏祭浪花鑑』も同じような開演の仕方でした。
そうこうするうちに観客は席につき、ステージで劇団員のバーレッスンが始りました。
バーレッスンの集団の中に一際目をひく女の子あり!
彼女がまったく無名の新人で姫川あゆみ役に抜擢された奥村佳恵ちゃん(奥山ではない)だと一目でわかりました。なんたって華があります。
月影先生:夏木マリさん、劇団の脚本家小野寺:原康義さんはまるでマンガから抜け出してきたようでした。素晴らしい!!
北島マヤ役大和田美帆さん、とにかくお芝居をすることが大好き!楽しい!お芝居ができることに感謝。彼女のブログを読んでもそれが伝わってくるんだけど、まさに北島マヤそのものです。
姫川あゆみ役、奥村佳恵さん、演技はやはりまだまだでしょうが、後半のサロメは圧巻でした。私は開演前にオペラグラスにお茶を飲ましてしまい(泣)、K列から裸眼での観劇でしたが、サロメの時の挑発するような妖艶な目ははっきりと見て取れました。これからがとっても楽しみな人です。
紫のバラの人は横田栄司さん。この役にはちょっとワイルドじゃない?と思ってましたが、かつらをつけビシっとスーツを着こなせば、あ~ら、紫のバラの人でした。でも時々ワイルドな表情が垣間見えちゃいました。
男装の麗人、青木麗役には女装の名人月川悠貴君という、ややこしい配役がツボでした~。若草物語のドレス姿はまるでオールメールシリーズを見てるような感覚になっちゃいました。
ファミリー音楽劇と銘打ったガラスの仮面。
楽しかったです!
お子さんづれにも見てほしいにしては3時間近くって長くない?と思いましたがあっという間でした。
今回は演劇コンクールまでの話でしたが、続きはまたあるのでしょうか。
ぜひシリーズ化してほしいです。
ガラスの仮面ってこんな話だったっけ?と曖昧になった記憶をたどりながら見ました。もう一度原作読み直したくなりました。
でも自分が何巻まで読んだのか、もうわかりません。
そうそう、バーレッスンの時にダンスリーダー、銀河劇場での『3人トートのコンサート』でマテ・カマラスの通訳してた人ではないですか!
マテのヘンなダンスに食らいついてってたのでダンサーなんだろうなとは思ってましたが、元宝塚の祐輝瞳さんという方だったんですね。こんなところで判明するとは。ああ、すっきりした。
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