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放浪記2000回

2009年5月9日(土) 放浪記2000回公演、行ってきましたsign03

おりしもこの日は森光子さんの89歳のお誕生日shine
前人未到の記念公演日とお誕生日が重なるなんて単なる偶然ではないような、不思議なめぐり合わせを感じます。

この日の帝劇はお祭りでした。
正面玄関前は開場を待つ観客よりも、報道陣の数のほうが多かったです。(笑)

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この日の観客全員に森光子さんから感謝のプレゼントが配られました。
お礼状、おせんべい、ひと味ちがうタケヤ味噌、なぜか?耳かき

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ロビーでは芸能界からの2000回へのお祝いのボード。
こんなボードが3枚くらいありました。
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劇場のスタッフも特製ジャンパーを着て気合入ってました。

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売店のおすすめは人形町亀井堂の特製瓦せんべい。

Simg_1514 老舗の味。

美味しかったです。








89歳で3時間(休憩含め4時間)の舞台にほぼでずっぱりはスゴイですsign03
実は放浪記って初めて観たのですが、『観てよかった』と思える舞台でした。やはりこれだけ続く理由が解った気がしました。

よく放浪記って戦後の厳しい時代の中をたくましくあっけらかんと明るく生き抜いた林芙美子の物語って目にしましたが、私の印象は全然違いました。

『あっけらかんと明るく』な人生ではなく、我慢と寂しさの芙美子という印象でした。林芙美子が影でライバル日夏京子(山本陽子)の存在は光。この対比はとてもわかりやすいものでより一層芙美子の影の人生を際立たせます。

最初と2番目の夫には浮気、DVで苦しみ、初恋の人の妾になるために古里に戻ったり、その初恋の人には迷惑がられ拒否されて結局は東京に戻ったり、本に掲載されるのは芙美子か京子のどちらかの作品というチャンスに京子の原稿をわざと届かないように蹴落としたり、明るいどころか芙美子の闇の部分もきっちり描かれていました。古里尾道でお腹をすかせた行商の親子にご飯をご馳走するシーンで、『みてごらんよ、あの人たちは昔の私たちの姿じゃないか』の言葉と表情に見入ってしまいました。
ひょっとして若い頃の森光子さんならあっけらかんとそんな部分も演じていたのかもしれませんが、89歳の今だから闇を闇として演じられるようになられたのかとも思います。

3番目の夫は木賃宿で出合った、思いやりのある優しい画家。芙美子は作家として売れっ子になり、経済的な苦労から逃れ、夏子とも和解し、これで幸せになれたのねと思っていた私に、最後の夏子の「お芙美、あんたちっとも幸せじゃないんだね」の一言は強烈でした。

カーテンコール最初の森光子さんの舞台すみずみまでに全身全霊で気を行き渡らせるような無言のご挨拶は圧巻でした。

2000回来賓、すでにどのTVでも放映されたからみなさんお分かりかと思います。開演前帝劇のロビーは来賓の芸能人を見ようと人でごった返してました。勘三郎さん、小泉幸太郎さん、黒柳徹子さんの姿を確認しました。ジャニーズは混乱するので開演ギリギリに帝劇スタッフに誘導されて開場に入りました。マッチ、東、タッキー&翼、TOKIO、嵐、V6他、一度にあんなにたくさんの生ジャニーズを見ることなんてないですよね。コンサートだって見れません。やっぱりみんなカッコよかったですheart02

王監督、和田アキ子、勘三郎、野茂英雄、仲間幸恵、みのもんたの皆さんがA列(実質4列目)センターブロック、まるで紅白歌合戦の審査員席のようでした。その後ろB列に石田純一、小泉孝太郎。
ジャニーズは下手(舞台向かって左)サブセンターA列B列でした。黒柳さんはジャニーズ席のA列センター寄り角にいらっしゃいました(笑)

特別カーテンコールの司会はフジテレビの須田アナ。最初に放浪記2000回までの歩みのビデオ上映がありました。

次に舞台上の主だったキャストのお言葉ともう一人2000回を迎えた女優さんの紹介があり、いよいよ森光子さん登場。

ここからはTVでたくさん流れましたが、来賓の祝辞がありました。やはり同じ舞台に立つものの気持ちからか、勘三郎さんは感極まって言葉につまり、アッコさんは号泣でした。

マッチ、東、タッキーが舞台に登場しお誕生日を祝いました。花束はかすみ草の真ん中に大きな赤い薔薇が1輪だけ。ステキでした。バースデーケーキは大きなロウソクが2本。

森さんのご挨拶はいたって謙虚でしたが、89歳になられてもまだまだ前向きに女優で精進し続けたいという姿勢には感動しました。時々東が涙をぬぐっているのが印象的でした。
去年テレビ等でみかけた森さんは、いたって覇気がなく、言葉の抑揚もなく、仮面のような表情で老人性のうつ病かなあ、もう女優もムリでしょうねえと思っていましたが、この日の森さんはいたってセリフ以外の表情も明るく去年の表情とはまったく違い本当によかったと思いました。

放浪記2000回、この歴史的な記念の公演をこの目でみることができて、本当によかったです。
ご協力くださったOさん、ありがとうございました。

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コメント

その時の様子、テレビでみましたよ~!
なんだか本当に・・「あぶないっ!」感じが漂っていますよね。目線が・・どこかに釘付けになっているけどそれがなんだかわからない所にとどまっている・・・大丈夫なんだろうか?!
でも舞台の様子を見るとちゃんと「動いている」!!
舞台以外では省エネモードにスイッチするんでしょうか?

投稿: 酔いどれ天使 | 2009年6月 7日 (日) 10時22分

>酔いどれ天使様
いや~、2000回の頃は去年と比べたら格段に表情も声の抑揚も豊かになられてましたよ。
舞台のセリフと動きは長年の賜物でしょう。素の森光子さんとまた違ってました。
舞台では別人。まさに役者。

投稿: なまけ猫 | 2009年6月 8日 (月) 10時27分

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