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歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎

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歌舞伎座さよなら公演もいよいよ本格的なカウントダウンに入ってきました。

あと83日の2月7日(日) 丸一日歌舞伎座で過ごしてきました。

孝玉を歌舞伎座で堪能するには今月を逃してはいけない演目でした。shine

2月中に放送されたNHKの「生活ホットモーニング」に出演された勘三郎さんまで「いや~、特に夜の部は見たほうがいいですよ。」とおっしゃってたくらいですから。(^^;)

これぞ見たかった玉三郎sign01が見れました~happy02

2月7日(日)  昼の部 1階11列10番    
          夜の部 1階15列5番

最初昼の部しか見ないつもりだったんですが、やっぱり夜も捨てがたく数日前に急遽チケットを取りました。
15列5番 一等席の最後列。花道脇角。花道の出入りがきっちり見れたんです(^^)
準備している下駄の音まで聞こえちゃいました。

今月はとことん仁左衛門さんと玉三郎を堪能しました~。

昼の部の『ぢいさんばあさん』 夜の部は『籠釣瓶花街酔醒』

夜の部の玉三郎は花魁なので、これよ、この姿が見たかったのよ~!の玉三郎なんですが、ストーリー的には『ぢいさんばあさん』がよかったです。

『ぢいさんばあさん』のまだぢいさんとばあさんになる前の仁左衛門と玉三郎のラブラブ度は、客席でみているこっちがこっぱずかしくなって居心地が悪くなるくらいでした。孝玉ファンはこのじゃらじゃら(いちゃいちゃ)が好きなのですね。わかりますぅ~。heart02たまりませんわheart04
37年ぶりの帰宅と再会。仁左衛門さんが「俺の桜だ~!」と桜の木に抱きついている背中に涙してしまいました。

夜の部の『籠釣瓶花街酔醒』

もうもう花魁道中が華やかsign03の一言につきます!!

勘三郎さんが見たほうがいいとおっしゃっていた意味が解ります。
最近は女形では七之助君がめきめきがんばっているようです。七之助君の花魁もとっても美しかったのですが、花魁八ツ橋の玉三郎の美しさは次元が違いますshineshineshine
そして今度は恋人を花魁にしながらも、かつては武士で今は花魁八ツ橋のヒモの仁左衛門の栄之丞の品と色気lovely  仁左衛門さん素敵すぎます。
花魁道中を見て八つ橋に魂を奪われた醜男、次郎左衛門(勘三郎)がホントは主役なんですけどね。次郎左衛門は醜男で田舎者だけど、金払いのきっぷのいい遊び上手で八ツ橋が心を寄せて身受けされてもいいとまで思うようになるんです。顔にあばたのつもりか墨でたくさん丸を書いてある勘三郎さん、ウマイんだけど、それでもけっこうスマートな遊び上手なだんなに見えてしまうのはご本人の根っからのものでしょうか(笑)

昼の部 『爪王』

吹雪という名のメス鷹が七之助くん。鷹匠が彌十郎さん。悪さする狐が勘太郎。
ひらたく言えば鷹と狐の対決で鷹は狐に一度敗れるんだけど、1年後リベンジするお話。
鷹と鷹匠がまるで父と娘の絆で結ばれ、狐に敗れて行方不明になった吹雪を『ふぶきぃ~~~』と雪の降りしきる山の中を探しまわる彌十郎さんの呼び声が切なかったです。

昼の部 『俊寛』

今の十八代目勘三郎さんのお父様である十七代目勘三郎さんがなくなる前の最後の演目となったのがこの作品。当時勘九郎だった勘三郎さんが(ええい、ややこしい!)少将役で出演されていたそうです。お父様が倒れられ、急遽勘九郎が俊寛を演じることになったのが23年前。
今回は俊寛を十八代目勘三郎、少将を勘太郎、少将の妻千鳥を七之助で演ずるという、中村屋追善公演(法事みたいなものですね)となったわけです。最後の場面のひとり島に取り残され、孤独に耐えかねて絶叫する俊寛は迫力でした。

十七代目中村勘三郎二十三回忌追善『口上』

口上って初めて見ました。ずらりと中村屋に縁のある役者さんたちが並び、みなさん思い出などを語るのですが、「かわいいおじ様」とか「子供みたいなところがある」とかオブラートにくるんだりして話されてましたが、要は「気難しい変な人だった」みたいですね(^^;)
『お天気屋の困ったじじい』とかバッサリ言い切ってた方もおられてウケてました。

夜の部 『壷坂霊験記』

盲目の座頭・沢市(三津五郎)には器量よしで評判の女房お里(福助)がいる。お里が毎夜毎夜どこかへでかけて行くのを不貞を働いてるとなじります。お里は実は沢市の目が開くようにと壷坂寺の観音様におまいりしていたのでした。これ以上お里に迷惑かけたくないと、死の覚悟を胸に一緒におまいりに行くと言います。お里に用事を言いつけ帰宅させた後、沢市は寺の崖から谷底へ身を投げます。そこへ沢市の身を案じて戻ってきたお里は沢市のあとを追って身をなげます。
と、観音様が現れ二人を生き返らせ、沢市の目も見えるようにしてくださるというファンタジーでした。

いいですね。やっぱりめでたしめでたしのお話は。三津五郎さんも福助さんもよかったです。特に福助さんは十二月の公演の「野崎村」がすごく良くて注目の役者さんになったのですが、今回も魅力的でした。

夜公演 『高杯』

勘三郎さんの下駄のタップダンスです。狂言は肩の力を抜いて楽しめます。
歌舞伎の狂言は萬斎さんの狂言とはまた違って江戸時代の匂いがするのは衣裳のせいでしょうか。かと言って萬斎さんらの狂言は室町時代の匂いなのかな?それは私はわかりませんけどね(笑)
理屈なく楽しめました。

二月大歌舞伎、とっても見ごたえありました。
最近はヘタな現代劇より歌舞伎のほうが全然面白い!と思うようになりました。今までただ食わず嫌いだったのか、それとも面白いと思う年代になったからなのか。。。

初日の夜の部に行かれた『天使ちゃん』も楽しまれたようですね(^^)
 

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コメント

はい。堪能しちゃいました。
この前ラジオに出ていた橋之助さんが
「私はうまくしゃべれるタイプではないので毎日同じ事をしゃべっていますが、上手なかたは毎日違う内容で、楽しく話しています。口上はずらっと並んで結構な時間(20分っていっていたかな?)がかかります」と語っていましたよ。
しかし!そのラジオ出演時の橋之助さんはとてもとても素敵!的確に見事にお話されていました。丁寧語、敬語、謙譲語・・・言いよどみや言い間違えも全くなくて美しい言葉。ますます魅力を増しています。声も言葉も美しくて非の打ち所がない!と感心しちゃいます。45歳、貫禄もついてなお美しい。思わぬ発見です。

投稿: 酔いどれ天使 | 2010年2月25日 (木) 14時33分

>酔いどれ天使様

橋之助さん、私も好きです~。若い頃からも今もただようノーブルな雰囲気いいですよね~。今は風格もただようようになり、一層素敵です。
口上、毎日違う内容で話す方もいらっしゃったんですか!すごいですね。
歌舞伎役者さんの言葉ってみなさん本当にきれいな日本語を話されますよね。
私が行った日は体調不良で芝翫(しかん)さんは休演でした。お歳ですもんね。その後回復されたでしょうか。気になります。

投稿: なまけ猫 | 2010年2月26日 (金) 14時23分

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